36食堂のはじまり | 36食堂

BLOG & RECIPE

2023/07/27 23:52


春にんじん日本一の出荷量を誇る徳島県板野町
私たちが暮らす徳島県板野町は春にんじん日本一の町。
甘さがぎゅっとつまっていて、生でかじるとにんじんの概念が覆るほど、ジューシーでおいしい。
冬の間に一棟ずつ丁寧にハウスを建て、水分管理をしながら「トンネル栽培」で大切に育てた春にんじんは、名実ともにわが町の宝です。

きっかけは娘からの一言
「ボロばっかりやけど…」
ご近所では、春になると袋いっぱいに詰め込まれた採れたてのにんじんが届きます。規格の箱に入れることができなかったサイズや割れたもの、二股などの訳アリにんじん。ご近所に配ってなお行き場がなくなると、農家さんは仕方なく畑に廃棄するしかなくなります。娘とよく遊ぶ畑の隅にも、規格外や訳アリのにんじんを大量に廃棄する場所がありました。
「なんでいっぱい捨てられとん?」
娘のそのひと言で、板野町に来たばかりの頃の気持ちに一気に引き戻されました。自分もこの光景を見て同じことを思っていたのです。
この訳アリにんじんをなんとかしたい、日本一なのにアピール不足の控えめな町もなんとかしたい。
ずっと頭の片隅にしまってあった想いが一気に動き始めました。本当は規格なんてとっぱらって、売り場にいろんな形の野菜が並ぶのが一番の理想。だけど、そんな未来はたぶんまだまだ遠い。ならば、野菜の形に関係なく出荷できる受入れ先があればいい。
今はにんじんのおかげで元気な町も、消費や経済の動向が変われば急に風向きが変わることだってあるかもしれない。町の基幹農業と伴走するブランドがあれば、新しい動きのきっかけづくりやふぞろいな野菜の受け皿になることができるかもしれない。
誰かがやればいいと思っていた春にんじんが主役のプロジェクト。
「それ、誰かじゃなくて私がやるべき?」そう考えだしたら止まらなくなって、気づけばブランド立ち上げに向けて走り始めたのです。

>36食堂のブランド名の由来へ続く

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